2025年4月4日。
この日は筆者にとってなんとも忘れがたい日になりそうです。
その原因はと言うと、
わたくし、短編の小説を書いてみたのです。
タイトルは「恋をするのは約束のあとで」。
白石柚葉という女の子の視点で描くTLノベル、
という扱いになると思います。
プロローグをこちらのページからご覧いただけます。
プロローグ、エピローグまで含めて
全10章での構成。
興味がある方はぜひ見ていってください。
と、ここまでであれば普通の事かもしれません。
筆者にとって忘れがたい日になった理由、最大の理由がこれ。
『ChatGPTと共作した官能・恋愛小説だから』!
まさか、こんなことが出来てしまうなんて。
自分も思っておりませんでした。
色んな意味で戦慄を覚えたのであります。
今回、この作品をChatGPTと共に作るにあたって
どんな点に注意したのか、そして注意するべきなのか。
感じたことを備忘録としてまとめておきたいと思います。
気になる方は、是非読んでみてください。
そしてもし、これを読んでいる方が
女性向けのTL小説を書きたい方ならば。
きっと参考になる部分がたくさんあると思います。
※ただし、あくまで自分がチャットをした場合に生じた
偏りである可能性もあります。
万人に共通する内容かは不明ですので、あしからず。
注意したこと①:ストーリー構築からしてもらう
今回、作品を作るにあたっては
ストーリーの構築からGPT君に手伝ってもらいました。
めちゃくちゃ大まかな短編の構成はできていました。
それを肉付けしてもらうように
作品を構築していきました。
それが功を奏したのかはわかりませんが、
GPT君側にも「オトナな感情を書くための作品だ」というのを
トークの中で覚えてもらうことができた気がします。
注意したこと②:あくまでキャラの感情変化が主軸
これは文章を投げて、添削を返してもらう際に
GPT君の返事の中にたびたび出ていた言葉なのですが。
性的な描写はあくまでサブの内容であり、
キャラクターの感情の積み上げややり取りがなされているかどうかで
判定されている様子がありました。
ドストレートに体の部位を強調するような書き方や
性的な描写に頼りすぎるとGPT君はきっと助けてくれません。
GPT君に頼む場合はきちんと節度を守り、
場合によっては「肌色成分が無くても成立するだろうか」という視点で
ストーリー構築を進めるといいかもしれません。
注意したこと③:ストレートな性的単語を使わない
男性陣の皆様、注意してください。
非常に高確率で想定されることですが、
ストレートな性的単語を使ってしまうとGPT君に弾かれるでしょう。
今回の作品の中に登場する性的単語といえば。
- 乳房
- コンドーム (しかもこれはGPT君が提示)
この2つくらいでございます。
あとは、少なくとも単独で出てきたときには
性的単語とは取れないでしょう。
きっと、あなたが思う以上に日本語の語彙は豊富です。
精液、陰茎、乳首、アナル、膣、射精、絶頂。
こうした単語を使わずとも、
官能的な表現を生み出すことはできるはずです。
注意したこと④:つけるべし!コンドーム!!
これも、男性陣は要注意です!!
コンドームなんて取っ払って、女性と繋がりたい。
あわよくば自分の遺伝子をバラまいていきたい。
自分も男性。その欲望、よ~く分かります。
で・す・が!
あくまでGPT君とお付き合いをしたい場合は
その欲望を封印しちゃいましょう!!
現実の女性とエッチするように、キャラを大切に扱うのです!
創作世界の難しい塩梅ではあるのですが、
「あなたの子供が欲しい」っておねだりする女性は少ない。
少なくとも、きちんとしたお付き合いでぶつかる率は低いと思いましょう。
日本のコンドームは極めて優秀。薄いのに破れません。
そんな国で生まれた日本男児であるならば。
あなたが生んだキャラに、おいそれとリスクを背負わせないように。
少なくとも、GPT君との会話の上では。
注意したこと⑤:オトマノペは多用しない方がいい?
これは、なんとも判断が難しいところですが。
オトマノペの使用頻度も
抑えた方がいいのかもしれません。
本番のシーンの最中でも、
オトマノペは2,3回くらいしか登場しておらず。
ただ、喘ぐような描写のセリフはそこそこ入れているので…
この辺りは本当に塩梅が分かりません。
とはいえ、やはり性的な描写と判定される確率を抑えたいなら
使用回数は減らす方がおススメです。
難易度は高いかもしれませんが、
もし身に付けることが出来たら。
作品を描写する力が物凄く上がっていたと気づくことでしょう。
注意するべきこと:あくまで添削をしてもらえ
そして、これが一番注意するべきことだと思うこと。
あくまでGPT君には
添削をしてもらうつもりで文章を作りましょう。
たたき台を作ってもらうはよし。
でも、そのあとはちゃんと自分で一度書くんです。
そうしないと、何かを作る力って育っていかないから。
これは自分が文章を使って戦おうとしている結果かもしれませんが、
AIに指示を出すには現時点で言葉をつかえないと無理です。
つまり、指示を出す語彙が増えれば増えるほど有利。
先ほどの③などでも触れたことですが、
特定の単語を使わずに状況を描写するという
「縛りプレイ」をクリアするには自分の手数を増やすしかないのです。
その縛りプレイをある程度こなすことが出来るようになれば。
その描写力は、きっと他の場所でも活きることになります。
人が言葉を使わない日は、当分来ないでしょうから。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
今回、注意したこと、注意すべきこと。
合計6つの点について解説をしてきました。
- 注意したこと①:ストーリー構築からしてもらう
- 注意したこと②:あくまでキャラの感情変化が主軸
- 注意したこと③:ストレートな性的単語を使わない
- 注意したこと④:つけるべし!コンドーム!!
- 注意したこと⑤:オトマノペは多用しない方がいい?
- 注意するべきこと:あくまで添削をしてもらえ
の6つでした。
まさかGPT君に添削をしてもらえるとは思ってもいなかったので…
しかし、ギリギリであることは変わりないらしく、
そのチャット内で二人のイラストを描いて、と頼んでみたら
見事にコンテンツポリシーに反している、と断られました。
このあたりはまだまだ難しいですね!
というわけで、こちらが情報を抜き出し、
チャットを変えて生成した二人のイラストです。
幸せになれよー!!
というわけで、ChatGPTと共作した
小説について、注意点等についての解説でした。
プロローグをこちらのページからご覧いただけます。
プロローグ、エピローグまで含めて
全10章での構成です。
よろしければ、是非ごらんになってください。
それでは!
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