こんにちは。
ハピネスワークKRです。
今日は、ゲームのノベルパートに欠かせない
立ち絵をどうやって調整するのか、を
解説していきます!
こちらの記事では、
Stable Diffusionで絵を作成する際のコツを伝えました。
ここで作成した画像はゲームでも表示したいですよね!
立ち絵があるだけで
ノベルパートの臨場感はグッと上がってきます!
NTRディスピュートの一場面
しかし、ここで発生しがちな問題が
キャラクターの高さが固定しづらいということ!
画像をゲーム内で調整しようとすると非常に大変です。
「キャラクターの表示がぶれてしまう」
「いちいち高さを覚えて調整するのは大変」
こうした大変さがありますよね。
そこで今回は、私がどのように
キャラクターの高さを調整したのかを
解説していきたいと思います!
ゲーム、特にノベルゲームを作りたい方は
是非参考にしていってください!
立ち絵の調整方法は結論2段階!
さて、まずは私が辿り着いた結論をお伝えします。
立ち絵の調整方法は2段階で行いました。
- Power Pointで調整する
- Illustratorで高さを揃える
この2段階で調整しました。
作者は①の方法を使って立ち絵を調整しましたが、
慣れてくれば②だけでもいけるかもしれません。
調整のために準備する立ち絵
立ち絵を調整するためには、
一定段階まで作成が進んだ立ち絵を
作っておきましょう。
どこまで作成を進行させたらよいかと言えば、
背景を透明化させるまで!
キャラの背景さえなければ
あとは高さの調整で済むからです!
背景を消すためによく知られているのは
Photoshopの背景除去ツールですが、
私がよく使うのは「transparant」というツール。
ローカル環境にダウンロードしておけるので、
作った絵を他のアプリで読み込ませなくても
背景を除去することが出来ます!
利用方法はこちらの記事で解説していますので、
興味がある方は是非読んでください!
Power Pointを利用する段階
1つ目の段階は、Power Pointを使って調整する、です。
Power Pointのメリットは、
何と言っても直感的に使いやすいこと!
またPC初心者ほど初期購入の際に
導入されているパターンが多いため、
初期費用が掛かりづらいこともメリットですね。
なお、導入されていないPCを使っている場合は
新たに購入する必要があります。
調整するためには、
3つの段階を経て行います。
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この順番で行えば、
キャラの高さを揃えられます。
順番に解説していきましょう!
①立ち絵の横幅を揃える
まず最初は、Power Pointに立ち絵をコピーし、
横幅を揃えましょう。
「コピペするだけじゃダメなの?」
という疑問に対しては、ダメです。
なぜなら、コピペだけだとこうなるのです。
アーシャがずんぐりになってしまいました。
Power Pointは上下の高さが一定を超える場合、
自動で高さを制限する機能があります。
先ほどの絵に枠線を付けると
こうなっています。
なので、ルーシュの画像の横幅を揃えます。
画像の角でマウスを押しっぱなしにして、
縦横比を変えないように拡大していきます。
このように表示されれば、
左右幅が一緒になっているので
ここでボタンを離します。
横幅が揃って、高さの感覚が揃いました。
足の位置を揃えれば、アーシャがちゃんと
小さくてかわいい感じになってくれます。
②キャラごとの背丈で調整する
さて、①の工程を各キャラに行って、
1枚に全キャラが立っているような絵を作りましょう。
4人をそろえるとこんな感じになりました。
これだけでもいい感じ!
ただ、作ったキャラにはあなたのイメージがあるはず。
キャラのイメージをここで反映させましょう!
今回の場合は、背丈の順として
左のキャラ方が背が低い、というイメージ。
ここでイメージに従って調整します。
今回はこんな感じで微調整しました。
③透明部分の高さを調整する
Power Pointで最後に行う段階が、
透明部分の高さを調整する、です。
この段階をPower Pointですることで、
最後に絵の高さを調整する際の手間が減ります!
やり方は簡単。
調整したい絵をダブルクリックすると
「図の形式」というタブ一覧が表示されます。
その中に、「トリミング」というボタンがあるので
クリックしましょう。
このトリミングは、
不要部分をカットできるのと同時に
透明部分を延長させることもできます。
→
上と下をトリミングして、
アーシャの立ち絵が調整されました!
これを全キャラに適応するとこうなります。
一気にゲーム画面っぽくなりましたね!
実は立ち絵として表示する場合、
足元は切れているほうが自然に映ります。
ここで作った絵を保存しましょう。
左クリックを押して「図として保存」を選択。
pngを選択し、ファイル名を付ければOKです!
Illustratorで高さを揃える
さて、次の段階にやってきました。
Illustratorを使って高さを揃えます。
IllustratorとはAdobeが提供している
イラストソフトの一つ。
単体であれば月額3000円弱で利用できます。
最終的にこのソフトを使って
高さを調整することで、
ゲームに表示できる立ち絵が完成します!
なお、同様のやり方は
PhotoShopでも可能ですが、
今回はIllustratorを使って説明します。
高さを揃える方法は?
やり方は単純。
書き出すときにサイズ指定をしてしまえばいいだけ!
確認しておく事項は、
・作成するゲームの解像度
だけです!
絵をIllustratorに読み込ませたら、
①アートボードを絵に合わせます
(上タブの「オブジェクト」→「アートボード」
→「オブジェクト全体に合わせる」をクリック)
②ファイルを書き出します
(上タブの「ファイル」→「書き出し」
→「Web用に保存(従来)」をクリック
③png-24形式で、高さを指定して書き出します
クリックするとこんな画面が出てくるので、
・PNG-24になっていること
・透明部分にチェックが入っていること
・高さの数値がゲーム画面解像度と同じであること
の3つを確認して保存してください。
なぜIllustratorを使う必要があるの?
「わざわざ月額のサービスまで使う必要があるの?」
という疑問の声もあるでしょう。
この理由は、
高さの指定と背景の透明化を両立するサービス
がなかなか存在しないからです。
先ほどのPower Pointの場合、
高さの調整はcm単位になってしまい、
ピクセル単位での指定ができません。
またペイントソフトの場合は
背景を透明にしたまま保存することが出来ないため、
再び透明化する必要があります。
この煩わしさを解消するため、
Illustratorは非常に有力なツールなんです。
加えて、オンラインのサイズ調整サービスでは
エロゲーを作るにあたって
何かと気になる部分が多いです!
(例:流出しないか、他の人に見られないか、etc…)
なので、自分はローカルで保存できるサービスを
優先して選択しています。
まとめ
如何だったでしょうか?
今回は、立ち絵の高さの調整方法をまとめました。
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という順番で行えば
ゲームに表示させるキャラの立ち絵が完成です!
残りは、キャラクターの立ち位置を設定し
表示させていくという工程になります。
その工程については、別の記事でご紹介します。
最後までご覧くださり
ありがとうございました!
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