こんにちは。ハピネスワークKRです。
12月25日に発売予定の
NTRディスピュート!
突然なのですが、本作品の中では
王国の旗印が登場する場面があります。
この旗印を作れたお陰で
あるステージに登場する国民と主人公の会話に
背景を作ることができたので楽しかったです。
この旗印は、自分で描いてません。
何を隠そう筆者は絵心が皆無。
描こうものなら酷い物しか出来上がりません。
なら誰がこの絵を描いたのかと言えば、
巷を騒がせているChatGPT!
その画像生成サービスを使い生成したものです。
今回は、この絵を生成するにあたり
どんな文章を打ったのか。
そしてどう改良していったかを説明します!
「ChatGPTで絵を生成したい」という方。
「生成してみたけど思うのと違った」という方。
是非、この記事を最後まで読んでみてください!
絵を生成するために必要なのは?
さて、まず注意して欲しいのは
ChatGPTで絵を生成するには
有料版に登録する必要があることです。
有料版に登録することで、
「DALL-E」という画像生成AIを使うことができます。
このDALL-Eという生成AIは
文章の打ち込みが非常に楽で使いやすい特徴があります。
ただし、ローカル環境で使うことはできないため
成人向けコンテンツなどを作るべきではないでしょう。
こうした点に注意しながら
画像生成に用いるAIはきちんと選択してくださいね。
ChatGPTの絵って使って大丈夫?
ここで気にする方が多いと思うのは、
「ChatGPTの絵を使って大丈夫か?」という事でしょう。
結論を申し上げると、
大丈夫です。問題ありません。
ChatGPTで生成される絵は、2023年12月時点で
なんと商用利用も可能という
クリエーターにとって非常に有難い仕様です。
ただし、著作権に抵触する可能性のある絵や
エロ画像、グロ画像などは
保護の対象にならない可能性があります。
生成した絵を使う場合は、
ルールだけでなく良識もはたらかせることを
意識してくださいね。
どんな文章を投げたの?
では、この絵を作るにあたって
どんな文章を投げたのかを紹介します。
以下のように、何度かやり取りをする事で
絵を生成していきました。
最初 | 旗に描く、架空の紋様を描いて欲しい。 太陽と若芽と花びらを描いて欲しい。 |
2回目 | 1枚目のスタイルがいい感じ。このスタイルに類似するようにして、もう一度生成して欲しい。 |
3回目 | この中だと、4枚目がいい。 この絵は左下に花が描かれているけれど、全体に花びらが風で舞っているように直してもらえるかな? |
4回目 | この中だと4枚目がいい。 4枚目のスタイルを維持しながら、1枚ずつの花びらを大きくしていいから、花びらの数を10個にしてほしい。 |
5回目 | 花びらが描かれなくなっちゃった・・・。 もう一度生成して欲しい。 |
6回目 | 風に舞っている花びらを描いて欲しいので、若芽と花びらは個別に描いて欲しい。 |
7回目 |
|
如何でしょう?
会話みたいなやり取りだと思いませんか?
会話を読みとることに特化したChatGPTが
画像生成の技術を取り込むことで、
画像を書き直しながら絵を生成してくれます。
「こう描き直して」と入力することで
イメージをより具体的にしていけるのが
DALL-E, ChatGPTの強みです。
なお、2023年12月時点では
基本的に1回の入力で2枚の絵が生成されます。
繰り返しの回数を多く行い、
よりイメージに近い絵を生成してもらいましょう。
このイメージを作ろうとした経緯
上記の会話を見て
「一番最初のイメージはどうやって思いついたの?」
と思った方もいるかもしれません。
この「太陽、若芽、花びら」のイメージは
ステージを作り、会話を読み返す中で思いつきました。
ようは後出しだったのです。
あるステージでのNPCと主人公がする会話に
バックグラウンドがあるといいな、と思いました。
主人公はNPCへ暗に伝えたいものがあった、という。
それを表現するには、
「主人公とNPCが知る物語の最後を持ち出した」としたら
成立すると思ったんです。
その会話には「風」を持ち出していたため
「風→花びら→花→芽→土→温度→太陽」のように
連想させていきました。
連想ゲームにこそChatGPTが役立つ
「連想ゲームなんて得意じゃないよ」
「俺は頭が固いって言われるからなぁ」
そう思った方も、安心してください。
こうした連想ゲームこそが
ChatGPTが本領を発揮してくれる分野だからです。
ChatGPTは「次の単語を予測して文章を作るAI」。
なので、○○から連想できるものを挙げて、と言えば
ポンポンと言葉を投げてくれます。
もしChatGPTに登録はしたけど
どんな文章を投げたらいいか分からない、というなら
「○○から連想できる物や事象を□個挙げて」と
打ってみると面白いと思いますよ!
まとめ
如何だったでしょうか?
今回は、ゲーム中に登場させた旗の絵について
いろいろと解説してきました。
・DALL-EはChatGPT有料版で使える
・絵を生成するために投げた文章
・連想ゲームこそChatGPTの本領
という事が分かりましたね。
ゲームを作るにあたって、
途中でアイデアが思い浮かぶというのは
しばしば経験しました。
こうしたアイデアを形にするために
AIを含めたツールをうまく使えると
ゲーム作成は更に面白くなりますよ!
なお、ゲームの構想を練る段階でも
ChatGPTを使うことができます。
その方法や過去に使用したプロンプトは
こちらの記事で解説していますので、
よろしければ見て行ってください!!
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