こちらの記事にて、
ゲームのスペシャルサンクスを募集する企画を
開始いたしました。
このサイトを訪れてくれている皆様には
是非参加していただきたい、
そして長く当サークルを応援してくださるなら
それ以上の幸せは無いと考えております。
ただ、このサイトに限定せずとも
もっと支援を広く集める方法は存在しています。
そう、Ci-enの有料プラン。
月額100円などでの有料プランです。
…それは分かっているのですが、
このサークル主はなかなかそれに踏み切れずにいます。
その理由について、ウダウダと
書いていきたいなぁ、というのが本記事です。
要は自信が付いていない
さて、その理由を端的に言ってしまえば、
「自分にそれほどの価値があるか自信がない」というもの。
ゲームは1500円近くのものを作っているくせに、です。
ただ、ゲーム単体にある程度の価格を付けるのは
それだけの労力をつぎ込み、
努力をぶち込んだ結果です。
だからそれだけの価格を付けます。
その価格に見合うゲームにしている。
少なくとも「そのつもり」でゲームを作っています。
実際にはそこまで到達していない、と言われれば
それまでとも言えますが、それもまた結果の一つ。
しかしながら、毎月のサービスとなると
ゲーム単体を売るのとは話が違ってきます。
毎月のサービスとは
自分をサブスクの商品とすることだからです。
自分は優良株40000円分と言えるか
「月額100円くらいで…」と思うそこのあなた。
ちょっと待って欲しい。
月額100円のサブスクを甘く見てはいけません。
なぜなら月額100円を支払うというのは、
優良な企業の株式を40000円分買ってあげるのと同等なのです。
まさか、と思うかもしれませんが…
計算式は至極単純。
100円/月 × 12ヶ月/年 = 1200円/年
入り続ければこれだけ支払うということ。
これと同じ金額を
年3%の配当を支払ってくれる企業の株でまかなうには
1200円 ÷ 3/100 = 40000円分
つまり、月額100円の有料プランに入ってもらうというのは
「作者名義で優良企業に4万円投資してくれ」
と言っているのと同義なのです。
もっと簡単に言えば、
Youtubeを広告なしで1年間見られる権利と同等だと言えるか。
価格を付ける以上、張り合う対象はそこになります。
買戻し(つまりは解約)が簡単だとはいえ、
こう言い換えられると月100円の重みが
ずっしりと感じられませんか…?
この重みを感じたからには軽率にサービスを設定できないのです。
もちろん作り続けるんだけど…
いや、そりゃゲームを作り続けるとは決めてます。
特に今回、既にイラストレーターさんに依頼をして
イラストを制作してもらっています。
その分は既に出費となっているため、
本作が売れなかった場合には
ただ大きな出費が残るだけという悲惨な状況になります。
なので、出した分だけでも回収したい。
有料のゲームを作る以上、
そこは絶対に到達したいラインなのです。
なのですが、そこに到達するまでが遠いッ…!
その遠い道を進むにあたって
「みんなに応援してもらっているから」で進める人と
「コケても自分が擦りむくだけだから」で進める人。
この2つのタイプがいる、というだけなのかもしれません。
まだ自分は、人生を毎月与えてもらえるほどには
自信が付いていないのです。
ゲーム制作という酔狂なことをやっているけれど、
お金、つまりは買ってくれた人の人生を分けてもらうのです。
その人が作り出した価値を分け与えて貰っている。
その人生を貰う、という行為について
「明確な商品」がある状況ならば耐えられますが、
「自分が商品そのもの」という状況にはまだ耐えられないのです。
創作する人は他人の人生を頂いている
ただ、それを理解したうえで
有料プランを作り、提示してスペシャルサンクスに掲載する方も
クリエイター様の中にはいるでしょう。
それを否定するつもりはゼロ。
むしろ、上記を理解したうえで制作に挑んでいると思うと
ただひたすらに尊敬します。
スペシャルサンクスには、
「名前がちらっと載るだけだろ?」と思う方もいるでしょうが、
その実態はこうした「人生のやり取り」が行われています。
お金のやり取りとは、実質そういうことなのです。
だから、お金を貰っているクリエイターは
絶対に手を抜くなどということができません。
他人の人生に対して手を抜けばどうなるか。
生き残ることは決してできないでしょう。
創作するという勝負の世界において
勝負の外での状況こそが生き残りに直結します。
負けてもリングの外で体力を付けられるか。
また挑む力を蓄えられるか。
表面に出づらいことだとは思いますが、
少なくとも自分はお金を頂いている同人クリエイターであり、
つまりは商業クリエイターの端くれです。
他人の人生を粗末にするような作品を作りたいなど思いません。
あくまで届けたいのは「ハピネス」です。
プレイしてくれた人の人生が、
少しでもハッピーな方向に向きますようにと願っています。
まとめにならないまとめ
えー、ということでつらつらと
月額サービスを作っていない理由を述べてきました。
勇気がないだけだろ、と言われればそうです。その通り。
ゲームを4作品作ってきていますが、
凄いサークルさん達、メーカーさん達がひしめく業界。
あるサークルさんは「10000本売れれば…」とYoutubeで仰っている。
まだ1作品4桁の発売本数にも到達していないのが当サークル。
それでも、ゲームを作っていきたいと思い続ける限り、
当サークルは作り続けていきますのでよろしくお願いします!
これからもハピネスを届けられるよう、
ゲームを制作していきます!!!
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